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2006年5月22日 (月)

水島朝穂さん講演会

5月7日水島朝穂さん講演会

 少し前のことになってしまいますが、5月7日、県民会館大ホールで、水島朝穂さん(早稲田大学法学部教授)の講演会に参加しました。私の講演会めぐりは、この日に始まったんです。
 主催は、9条の会・ふくい、お題は「憲法について一人ひとりが考えるとき--憲法改正国民投票有権者として--」でした。

とにかくおもしろいお話

 まず、とにかくおもしろい話でした。内容は、極めて豊富で、この人はどこまで知っているんだろうと驚愕の感想を持ちました。汲めども汲めどもつきない泉のような印象です。そういう知識と豊富な経験を有しておられる人の話というのは、得てして眠たくなりがちなのですが、これが眠らせない(全く眠くなりませんでした・・これは最近の私にとっては驚くべきことです)。

なにより結論がおもしろい

 そして、なにより結論がおもしろい。
 揺るぎない改憲派には化石になってもらう、揺るぎない護憲派は偉い。
 ただ、「揺るぎある護憲派」と「揺るぎある改憲派」とは対話が成立する。そして、両者が具体的な問題で対話をすると、最終的に、「今憲法を変える必要がない」という結論に至る。揺るぎある改憲派と揺るぎある護憲派にこそ、講演会に来てもらいたい。

水島朝穂の平和3原則

 つぎのようなことを「水島朝穂の平和3原則」などと称して真面目におっしゃるからおもしろい。

  1. 好きになってもらわなくてもいいから、嫌いにさせない。(相手の立場に立った語りかけ)
  2. 味方にできなくてもいいから、敵にしない。
  3. 勝てなくてもいいから負けないようにしよう。

国民的憲法合宿

 街角で募った6人の市民を対象に行った「国民的憲法合宿」(改憲派3人、護憲派3人がある一つの結論に到達するまで帰れないという合宿)が、フジテレビ(!)の企画で実現したそうです。
 まず、水島さんと小林節氏とがバトル講義を行い(これもすごい)、それを受けた6人が、6人一致の結論が出るまで議論を続けたというものです。この様子は、水島さんのホームページで紹介されています(http://www.asaho.com/jpn/bkno/2005/0418.html
)し、頂いたビデオでも拝見しましたが、結論に至るまで徹底的に議論をする6人の様子は、少し滑稽で、でも感動的で、しかも、出た結論は素敵でした。「立憲主義」がキーワードで出た結論は、次のようなものです。

 今年中に国会議員によって提出されるであろう憲法改正案に対して、国民として態度を留保する。この態度を国民の側から表明することによって、より質の高い草案を提出させるきっかけにすると同時に、憲法とは政治家が国民に押しつけるものではなく、国民が大切な政治を委託する、政治家の行動を監視する手段であることが非常に大事であるので、国民一人ひとりが自分たちの考えや意見をもつことを期待したい。

元気をもらった講演会-出会い

Mizushima  水島さんのお話は、聞いた人間を元気づけ、力づけるものでした。
 私は、幸運にも、懇親会に参加でき、水島さんにそのことをお話ししました。そうしたら、「いや、こうして全国を回って、そこで出会った人に元気をもらうから、元気でいられるんです」との答えが返って来ました。この返答にも、勇気づけられ、感動しました。
 そうなんです。この日の感動が、その後、忙しい中で、できる限り時間を作って講演会に参加している源でもあるのです。
 そうしたら、次から次へと元気と力をもらう素晴らしい講演者に出会うことができました。
 これからも、できる限り、これはと思う講演会には出かけて行こうと思っています。

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