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2006年5月20日 (土)

アレン・ネルソンさん講演会

アレン・ネルソンさんをご存じですか?

 アレン・ネルソンさんという人をご存じですか。
 アメリカ海兵隊員として、ベトナム戦争に従軍し、帰国後の戦争後遺症から立ち直った現在、日米両国で精力的に戦争の現実を訴えるための講演活動を行いつづけている方です。

講演会を聴取

 私は、本日、このアレン・ネルソンさんの講演会を聴取して来ました。主催は、「たんぽぽの会」と「福井弁護士9条の会」。

すごい話

 これは、すごい話ですね。軍隊の本質は何かをこれほど生々しく話せる方は、こういうことを外に向かって話す勇気という部分を含めて、他にはいないと思う。「軍隊は人間の殺し方を教えるところです」と抽象的に聞かされても、そんなものかぐらいに聞いて、そのままになったことでしょう。しかし、実際にそれを経験した人から具体的に話してもらうと、ずっしりと重く心に残ります。

Nelson 人間を人間と思わせない戦争

 戦争は、人間を人間と思わせない。軍隊はまたそういう人間を作るところだ。ネルソンさんの言葉は重く響く。アメリカは日本人を「ジャップ」と呼んだし、日本は欧米を「鬼畜米英」と呼んだ。そういう戦争だからこそ、広島・長崎に原爆を投下できた。イラクでも同じ。
 本当にそう思う。広島・長崎への原爆の投下が実験だったことは、既に知られている事実だが、そんなことは、相手が人間でないからできると説明されれば、納得できる部分がある。

日本国憲法9条は日本を守っている

 日本国憲法第9条は、日本を守ってきたし、9条がある限り日本は守られるのだということは、アレン・ネルソンさんが言うからこそ、真実味を帯びて伝わって来る。

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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