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2006年9月 9日 (土)

純情きらり

 今日の「純情きらり」は、このドラマの核心だったのではないでしょうか。

 戦争の後遺症で悩む達彦が、戦地ではからずも見捨てざるを得なかった戦友若山の姉に会い、「許してください」と述べるシーンである。

 その姉(木村多江)は、達彦に対し、「許しません」と答える。その後の台詞が、とても象徴的でした。彼女は、静かに、「この戦争が良いこと、正しいこと、戦うべき価値があることだと奮い立たせて、戦場に送り込んだ人たちのことを許しません。その戦争を止めなかった自分も許しません。それを許してしまったら、弟は救われないからです。だから、あなたも許しません。あなたには未来があり、弟には未来はないのです。」(記憶に基づいているので、不正確)

 このドラマは、朝ドラにしては、毎回戦争の悲惨さを朝ドラの限界ぎりぎりのところで描いていて、注目して見ているが、今回、木村多江にさきほどの台詞を言わせたいために起用したとしか思えないワンシーンだった。

 戦争は人を殺しあう悲惨なものだという本質をこの時期に実感させてくれる展開は、決して偶然ではないように思う。

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コメント

私も見ました。そのセリフどおりでした。物静かに語るだけに余計心に染みました。

投稿: やんばるくいな | 2006年9月10日 (日) 17時49分

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