日弁連「憲法60周年記念シンポジウム」
7月1日の記事でも書きましたが、7月21日、弁護士会館2階講堂クレオで、日弁連は、「憲法60周年記念シンポジウム・憲法改正と人権・平和のゆくえ・パートⅡ イラク戦争から何を学ぶか」を開催しました。
目玉の1つは、品川正治さんの講演です。
目玉のもう1つは、西谷文和さんの「イラク 戦場からの告発」です。
そして、目玉の3つ目は、愛敬浩二氏、浅井基文氏、西谷文和氏、田巻紘子氏らによる大討論会だったのです。
まず、その1つである。西谷文和さんの撮影した映像を中心にまとめたDVDをご紹介しておきます。
シンポジウムの冒頭に会場で流したDVDでもあるのですが、これは・・・。イラクの人たちは、イラクで生まれた子どもたちは、それだけの理由で、何故これだけひどい目に遭わなければいけないのだろう。この実態は、無差別殺戮以外の何ものでもない。あまりにもひどい。
ある子供は、クラスター爆弾の不発弾をサッカーのつもりで蹴飛ばして手足を奪われた。劣化ウラン弾による環境破壊によってガンに冒され、生まれつき目が見えない子供、脳がない状態で生まれてきた子供、生まれつき皮膚ガンに侵されていた子供等々。
テロの恐怖のために銃を乱射するアメリカ兵に殺され、あるいは傷ついたイラクの人たち。
正視するのが辛い映像が続くが、西谷さんの解説付で、比較的冷静に見ることができた。
しかし、
「これはアメリカによるテロではないのか」
このような感想を持った。
劣化ウラン弾は、原発から出た使用済ウラン=核廃棄物のリサイクルであるため、比較的安価に作ることができるそうだ。しかも、戦車をも攻撃できる強い能力を持つそうだ。しかし、その使用が相手国の一般の国民に長期にわたる深刻な被害を与えることを何とも思わないということなのか。それが戦争だということになるのか。
もしこれが「テロ」と解釈されるのであれば、将来にわたる大量殺人行為ではないか。
クラスター爆弾は、親爆弾を空中で爆発させて大量の子爆弾を地上にばらまいて破裂させるという大量殺戮兵器な訳だが、不発弾が意図的に作られているという恐ろしい事実を教えられた。子爆弾の一部にパラシュートを付けて落下させ、地上に緩やかに落下させる結果、爆発せずに不発弾となる。その結果、地上には多くの不発弾が今も存在し、警戒心の薄い子どもたちが被害に遭っている現実があるのだ。
こんなこと、同じ人間として許せるようなことではない。
そして、平和主義憲法を持ちながら、その理想を世界に向けて発信しようとする努力を怠り続け、アメリカの起こした「違法な」暴力行為にいつまでも加担し続ける日本とは、一体なんなんだ。
* テロ=テロリズムとは、「一定の政治目的を実現するために暗殺・暴行などの手段を行使することを認める主義、およびそれに基づく暴力の行使。」とされている。(大辞林より)
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