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2015年7月

2015年7月25日 (土)

若い人たちの活躍

 このブログは、かなり長い間放置してしまい、久しぶりの投稿になってしまいました。

 すごいことになってきています。
 安倍政権の進める暴挙といっても過言ではない憲法違反の解釈改憲。
 国民の意思とかけ離れた法案を、これも国民の意思とかけ離れた圧倒的多数の議席数にものを言わせて押し切る。
 こんなことが白昼堂々と(当たり前だが)まかり通るなど、絶対に許されるはずがない。
 そう思います。
 
 憲法改正にはルールがあります。
 言うまでもなく、衆参両議員の総議員各3分の2の決議による発議と国民投票です。
 日本国憲法が、「硬性憲法」と言われるゆえんです。
 憲法は、日本の国の形を決めているものなのですから、その時々の政権の思惑によって、簡単に変えられてはならない普遍的なものとして存在します。
 そして、日本国憲法は、それにふさわしい中身を持っています。
 その一つが、恒久平和主義で、戦後70年もの間、まがりなりに守られてきました。
 その基本を変更するというのであれば、十分な議論の提起と、それに基づく国民的な大議論とが不可欠です。
 最終的に決定するのは、「国民」だからです。
 国民の意思を無視した憲法改正はあり得ません。
 
 ところが、このルールがあって、やりたいことがすぐにはやれないからと、そんなら大元の解釈を勝手に変えて、ルール無視を決め込む。
 この度の解釈改憲は、まさしくこのような横紙破りをやろうとするものです。
 結局、憲法改正のルールをスルーするものでもあって、二重の意味で憲法に違反するとの結論になるのは、常識的な考えであろうと思います。
 憲法は、立憲主義は、このようなことを絶対に許してはいません。
 
 しかし、正直、余りに巨大な与党勢力の前に、情けなくも、どうすることもできないのだろうかと無力感を感じていました。
 
 けれど、国会前や各地の街頭でマイクを持って立ち上がっている多くの若い人たちの姿(マスコミはもっと書くべき!)をネット配信の動画で見ていて、「本気なんです!!」と叫ぶ姿を見ていて、自分でも出来ることをやりたい、何かが出来るのではないかと思えるようになってきました。そういう思いにさせてもらいました。
 改めて、池田香代子さんの講演での言葉=「私たちは微力ではあっても無力ではない」を思い出さなければとも思いました。
 多くの人が感動したと語る大阪駅頭での若い学生(女性)の言葉の一部です。
 全文はこちらに→http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253905
 
 ・・・・・・・・
 今日テレビのニュースで、東京の日比谷音楽堂が戦争法案に反対する人でいっぱいになったと見ました。足腰が弱くなったおじいさんやおばあさんが、暑い中わざわざ外に出て、震える声で拳を突き上げて、戦争反対を叫んでいる姿を見ました。
 この70年間日本が戦争せずに済んだのは、こういう大人たちがいたからです。ずっとこうやって戦ってきてくれた人達がいたからです。
 そして、戦争の悲惨さを知っているあの人達が、ずっとこのようにやり続けてきたのは、紛れもなくわたしたちのためでした。ここで終わらせるわけにはいかないんです。わたしたちは抵抗を続けていくんです。

 こういう若い人たちのためにも、私たちの世代も、できることをして行かなければと思います。

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