« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

2006年7月

2006年7月28日 (金)

意見陳述を傍聴しましょう!

事務局の伊東晴美です。

◆7月27日に、同月3日に行った「平成17年度分の福井市議会議員の費用弁償支出に関する住民監査請求」の意見陳述をしてきましたが、今回はじめて、記者さんが意見陳述の場に取材に来てくれました。

と言うのは、そもそも私たちが、意見陳述の日時を報道機関に案内したのが初めてで、当の監査事務局も、一応傍聴席は用意していたものの、ほんとに誰かが、しかも記者までが来るとは思っていなかったらしく戸惑った様子でした。

結局、会員1名と記者2名が傍聴しました。(ただし、カメラ撮影は、部屋の入り口まで)。

意見陳述を終えたその場で、「行政側の意見陳述に、私たち請求人が立ち会えるかどうか」を尋ねたところ、なんと約30分後に、監査委員が質問したことに対する回答を、議会事務局の担当者が、この場で読み上げることになっているとのことだったので、即傍聴の希望を申し出ました。

敦賀の今大地晴美市議から送ってきてもらったニュースの活動日誌欄に「行政側の意見陳述に立ち会う」の記載があったのを目にしていたので、「敦賀ではやっていますけど」と言ったところ、事務局は「えっ?そうなんですか・・・?」と言いつつも困った表情。でも、監査委員の「別によろしいんでしょう?」との鶴の一声でOKでした。

傍聴の際の資料配布はなかったので、わかりにくい点はありましたが、請求人の傍聴で、いい意味の緊張感が感じられた場だったと思います。

私たち自身が、意見陳述をもっとオープンな場にする努力が足りなかったことを反省すると共に、今後は、会員の皆さんにも傍聴を呼びかけたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月22日 (土)

水取大橋問題について

 本日は定例会でした。
 最近、遠方の小浜から、会員お二人が、毎回熱心に参加してくれています。参加するだけでなく、貴重なご報告付き。

 3回連続でご報告頂いて、いよいよ興味深いのが、水取大橋(正式な事業名は「多賀竹原松ヶ崎線(水取大橋)」で、事業主体は福井県)の問題です。

 写真があると、分かりやすいのですが(手に入ったら掲載します)、素人目から見ると、明らかに不自然に垂れ下がってしまった異様な外観を呈しています。最近は見物人が増えているそうな(?)
 設計ミスか施工ミスがあると考えるのは、素人考えなのか。

 これが民間の発注であれば、少なくとも外観の問題があるので、手直しを求めるのは当然だと思えるのだが、県はどうするんだろうか?
 今後の推移を興味深く見守りたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月17日 (月)

鳥取県の住民監査結果公表に思う

 事務局の伊東です。

 7月14日、鳥取県監査委員は、市民オンブズ鳥取(代表・高橋敬幸弁護士)が5月に行った、2004年度の県議38人全員の政務調査費の監査結果を発表し、不適正な支出が約120万円あったと判断。4議員に対して30万円の返還請求を片山善博知事と山根英明県議会議長に勧告した、ということです。

 調査では、監査委員は全議員に質問表に記入してもらい、必要に応じて面接による聞き取りを行い、さらに、不適正な政務調査費の県への返還と政務調査費の精算手続きの見直しなどを県や県議会に勧告し、10月末を期限に回答を求めた、とのこと。

 政務調査費の返還を求められたある議員は「間違いがあり、非常に申し訳なかった。早急に返還したい」と話しているそうです。

 高橋弁護士は「監査結果は一定の評価はするが、不十分な点が多い。本来は120万円全部を返還すべきで、提訴も検討するが、まずは監査委員が議員にどんな質問を
したのか、開示請求したい」と述べたとか。

 私たちも6月19日に、17年度福井県政務調査費について住民監査請求書を提出し、7月12日に意見陳述を行いました。会員のお一人が傍聴に参加してくださいましたが、監査委員が、陳述人3名の陳述書に熱心に線引きをしながら聴いていたのに気づいたとのこと。願わくば、鳥取県の監査委員のように、全議員個々に、現在の政務調査費の使途、公開の仕方等について再考し、反省し、認識し直すというきっかけになるような調査の方法を用いてほしいものだと思います。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月15日 (土)

県から表彰状をもらってもおかしくないオンブズマン活動

 私たちは、2006年1月25日、公園施設工事に関する談合事件住民訴訟について、福井地裁の判決を得た。
 「被告福井県知事は、・・・1510万6615円及びこれに対する平成11年8月31日から支払済みまで年5分の割合による金員を請求せよ」というものである。
 福井県知事は、談合した業者に対して訴訟告知をしていたから、前記の金員は、談合業者から福井県へ支払われ、福井県の損害はこれによって回復された。

 遅延損害金を加えて約2000万円のお金は、福井県の予算からすると、わずかなものかも知れない。
 しかし、苦しい思いもしながら働いて得た収入から税金を支払っている(あるいはそういう夫の苦労を知る主婦であっても同じこと)住民の立場からすると、2000万円は決して少ない金額ではない。

 私たちオンブズは、福井県民全体の利益になる活動をしたのだから、感謝されてしかるべきなのだ。福井県から表彰状をもらってもおかしくない。
 2000万円のお金を寄付した人は、福井県からどのような扱いを受けるのだろうとつい考えてしまう。

 別にだからといって偉そうにするという趣旨ではないことはいうまでもない。むしろ、オンブズマン活動が正当に評価されなさすぎだといいたいのだ。

 伊東さんの書き込みを見て、少し思うところを書いてみました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

地域に根づくということ

事務局の伊東です。昨晩(7月14日)、地域福祉の研究者である岐阜大学の高木和美さんが主催している学習会に参加し、高木さんからご自身が作成した資料について解説していただいたのですが、こんな一節がありました。

社会問題は、組織的な要求や運動があって「問題」とされ、対策が検討される。「社会問題」されるためには、「苦しい状態のまま」であるところから、現実の状態を克服する取り組みをするところへ私たちが共に向かう必要がある。

高木さんは、よく「地域に根づくためには・・」という視点で、お話になります。市民オンブズマンという団体(組織)があればこそ、社会問題化できたことはたくさんあると思いますが、オンブズマン感覚に目覚めた市民がたくさん増えたときに、オンブズマン活動が地域に根づいたといえるんでしょうね。

つい最近、あるところから略歴を送るように言われ、市民オンブズマン福井事務局長と書いたら、これは削除してくれと言ってきた、こんなことがあったので、高木さんのお話から連想したものでした。

では、皆さん、また・・・

| | コメント (1) | トラックバック (0)

嶺南から

こんにちは。ゲストライターの招待状をいただいたので、早速投稿します。

オンブズ福井はもともと嶺北中心で、嶺南の活動が弱かったと思います。

そこで、私の方で小浜の後押しをすることにしました。(もともと私の担当は、周辺部担当でしたね)

嶺南では、ヒトがいいのにつけ込んで、行政のむちゃくちゃがやり放題です。

その最たる例が、若狭幹線林道であり、水取大橋です。どうも他にも山ほど問題事例はありそうです。オンブズ発足当初を思い出して、次から次へと訴訟を提起していきたいと思います。次回から、個別テーマについて紹介をしていきたいと思います。

PS 定例会に出席すると、賑やかになるだけで収集がつかなくなるようなので、これからはブログ投稿にとどめておこうかな。

from湯川

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月14日 (金)

はじめまして

初めての投稿です。大地さんご苦労様でした。ところでこんなにITに強いとは・・・。私も一度きちんとパソコンの基礎をやらないといけないと思いつつ、時間が経過していきます。 こう思っているうちは無理でしょうね。

昨年は、2級船舶と小型特殊船舶(水上バイク)の免許を取得しました。あと考えているのは大型二輪免許、フォークギター教室、ドラム教室、そしてパソコンかぁ・・・・ 忙しい! 現在は、時間あればテニス、そしてゴルフです。合間にNPO活動、またまた合間に仕事。やっぱ忙しいなぁ~

 話は変りますが、ホームページの表紙の右の言葉ですが、「~情報公開制度と住民監査請求を武器に~」という言葉があります。いまさらなんですが、武器というのはことばとしてはどうかな、と思うのですがいかがでしょうか。

| | コメント (3)

2006年7月11日 (火)

7月11日幹事会

 以下の議題について議論しました。

 1.8月定例会は19日(第3土)、幹事会は8日(火)
 2.会費納入状況について
 3.会報 発行予定日=15日or16日
 4.ホームページ
 5.全国大会地域報告 〆切=7月31日必着
 6.大野の学習会
 7.県政務調査費住民監査請求の意見陳述
 8.福井市議会費用弁償意見陳述
 9.生活学習館閉架扱い図書リストの一部公開の異議申立
10.指定管理者制度
11.福井市議会の支出関係文書552枚の分析作業
12.県6所属の17年度歳出予算差引簿
13.県工事入札結果調書の入力
14.県カラ出張差し戻し審
15.公文書隠蔽事件

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »