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2007年5月

2007年5月24日 (木)

オンブズ活動は市民の皆さんが支えです。

事務局の伊東です。

市民オンブズマン福井は、1998年(平成10年)1月に発足。9年間、行政の監視活動を行ってきました。今年で10年目に入ります。

発足当時の笑い話があります。山登りを趣味とする会員が、ある日そのお仲間に真顔でたずねられたそうです。「オンブズマンっていうところに入ったって聞いたけど、何するところなんや?」

その会員答えて曰く「山や坂や急な道をよう上がられんようになった人を“おんぶ”して助けてあげるんや」その人は、再び真顔でうなずいたとか。これはほんとの話です。

さすがにこういう質問はなくなり、市民オンブズマンという名前もそれなりに浸透してきたのではないかと思っていますが、では、市民オンブズ活動がどういうものなのかは、私たちのPR不足もあり、名前の半分ほども浸透していないのでは・・というのが、事務局としての実感です。

このHPを開いてくださった方は、ぜひ「オンブズ活動について」というインデックスを開いてみてください。

さらに来年は活動満10年を記念して冊子を発行する計画を立てています。

私たちの会の活動費用の財源は、自分たちで出し合っている会費(年会費)です。また、市民オンブズ活動に賛同した方からカンパをいただくこともあります。全国各地の市民オンブズ活動も同じです。市民の皆さんに支えられているのです。

カンパは郵便局口座で受け付けています。

お差支えなかったら、「カンパを振り込んだよ」と事務局に、お名前と住所をお知らせください。会報を送らせていただきます。事務局の電話番号は<090-9441-6149>です。  

■郵便局口座名=市民オンブズマン福井 ■記号=13340 ■番号=11199541

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2007年5月18日 (金)

政務調査費

 「全国市民オンブズマン連絡会議」は毎年全国大会を開催しています。今年は9月に山形市で開かれますが、その大会のメインテーマが「政務調査費」と決まりました。

 政務調査費とは、議員の政策研究や研修、調査、資料購入などの経費として、議員報酬とは別に支給されるものですが、今回の統一地方選挙戦では、今までになくキーワードの一つになっていた気がします。

 市民の関心を集めた理由の一つが、政務調査費の支出の不透明さが各地で問題になったことでした。きっかけがマイナス要因であったにせよ、せっかく盛り上がった議論が、選挙戦が終わり「政務調査費は済んだ話」と尻すぼみにならないために、全国大会に期待したいところです。

 福井県議会議員には、一人あたり月額30万円が支給されていますが、支出の裏付けとなる領収書の公開は条例で義務付けられておらず、公文書として県民に公開されません。私たちは数年前から繰り返し、支出の透明化と条例の改正を促してきましたが、昨年(2006年9月8日)、県民に公開されない支出は違法・不当として、2005年度の政務調査費について、支出した県に対し損害賠償を求め提訴しました。

その提訴の5日後の9月13日に、屋敷勇新県議会議長(当時)が就任会見で、政務調査費の改革に前向きの発言をし、今回の改選後の石川与三吉新議長も改革は不可避との考えを示しました。また、県議会では、政務調査費に関する検討会の設置が提案されていると報道されました。

政務調査費は「税金」なのですから、使途については、県民にきちんと説明責任を行うのは当然です。議員諸氏には、政治活動の制限云々の懸念の前に、先ずこのことを十二分に踏まえて議論をしてほしいと思っています。(事務局 伊東晴美)

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2007年5月 7日 (月)

5月14日カラ出張差戻し控訴審第1回弁論

GW明けのちょうど1週間後、5月14日は「福井県庁巨額カラ出張損害賠償(差戻し)控訴審」の第1回弁論日です。(これまでの詳細については先のブログをご覧ください。)

昨年(平成18年)12月27日に福井地裁で言い渡された判決内容を不服として、被告側は今年1月9日付けで控訴状を提出しました。

そこで、私たちは、市民オンブズ活動をしている全国都道府県の弁護士に「本控訴審の代理人になってください。」とお願いしました。すると、北海道から九州まで26名の弁護士が、エールとともに、代理人就任OK!の返事をくださったのです。市民オンブズマン福井の弁護士も含め総勢29名の弁護士が本控訴審の代理人です。

私たちは、公金の厳正な管理を求める市民オンブズ活動の原点に立ち、更なる前進を目ざしてこの控訴審に臨みます。市民の皆さんにも、この事件に対し、途切れることのない関心をもってくださるようお願いしたいと思います。(事務局 伊東)

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