県議会議員の卒業アルバム?
卒業アルバム・・・1冊くらいは、家のどこかに?たいていあるものですが、議員諸氏にも配布されているそうです。
全国の都道府県議会と政令市議会のうち30道府県と4政令市で、議員の任期ごとに「卒業アルバム」を公費で作成し、全議員に無料配布していると、5月の連休中に産経新聞で報道されました。
その30都道府県に福井県もちゃんと?入っていたので、早速関連資料を情報公開請求し、6月1日に公開手続き。アルバムも見せてもらってきました。
今回の改選に伴うアルバムは目下製作準備中とかで、1平成15年度に作成した実物を見せてもらいました。いかにも上質そうな生地で装丁されたB4版の立派なアルバム、題は「四年の歩み」、1冊18,000円也。
55冊作成分の消費税も含めた総費用は百数万円。
その55冊の配布等の内訳は、第14次福井県議会議員(41部)、知事、副知事、出納長、前出納長、教育長に各1部、県議会事務局用として9部(保存用4部など)でした。
うちの子どもたちが学校に行っていたときには、卒業アルバムのための費用は毎月の集金で積み立てていたと思うのですが、福井県議会議員さんたちの自己負担金はゼロ。
これって何か県民の役には立ちそうもないと思われるのですが、アルバム作成の目的にはこう書かれてありました。
「第14次民主議会議員の任期(H11.4.30~H15.4.29)に当たり、その間県民の信任と期待を受けて県政発展のため日夜努力され、数々の大きな成果を挙げられたことに対し、その尊い御活躍の記録として記念の写真アルバムを発行し御愛顧願うものである。」
一方、アルバムそのものを廃止したり(鳥取県ほか)、費用の自己負担制を導入(秋田県ほか)するなど、見直しの動きも出てきていますが、福井県議会ではその気配は今のところないようです。(事務局 伊東晴美)
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