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2010年9月 6日 (月)

9月4日~5日/全国市民オンブズ(マン)大会に参加して

  全国大会のパワー

北陸・富山大会と銘打った17回目の全国大会に、福井からは7名が参加。

地元富山のオンブズ諸氏の準備への労苦に胸中頭を垂れつつ、初日は受付け等の手伝いをさせてもらった。

北は北海道から南は九州まで、この猛暑の中集った250名のエネルギー!全国大会開催の最大の意義は、このパワーを実感し合うことにあると、私は思う。

市民オンブズ(マン)活動は、市民社会の中で着々とその存在感を増してきた、と思うけれど、世間の人たちの活動に対する誤解や勘違いはまだある。

また、遅々として成果が上がらない、課題が見えていても時間的な制約(お金も)で思うように調査ができない等のジレンマも、全国大会に行くと「明日からも何とかなるだろう!」という気になってくる。

大会は市民オンブズの会員でなくても参加可能。来年は長野県松本市で開催予定、福井から近くはないですが、いっしょに参加しませんか?

    分科会「情報公開」

私の参加したのは「情報公開・ランキング分科会」。担当は、全国連絡会議事務局長の新海弁護士。

テーマは大きく3つ。一つ目は今年度初めて実施した「予算編成過程の透明度ランキング調査」について、100点満点を獲得した鳥取県が報告。(ちなみに福井県は35点で32位。)予算編成過程に市民が関わるには相当の勉強も必要、「しっかりせなあかんわぁ」と思ったことだった。

二つ目は情報公開請求における「請求権の濫用禁止」を、全体の4.4%といえども38自治体で規定していることについて、憲法21条から導き出される「知る権利」に違反している疑いがあるとの問題提起。

三つ目は、政務調査の領収書における黒塗り対策に新海弁護士の画期的提案。

私はフリー発言の場で、個人情報保護を理由にイージーに黒塗りされるケースについて、たまたま福祉関係の資料を情報公開請求した際の体験談を紹介させてもらいましたが、「確かに個人情報保護以降、随分窮屈になりましたね。」と新海さんも共感してくださったので、来年このテーマも取り上げてもらったらいいなと思っています。   (記 伊東晴美)

 

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