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2010年11月12日 (金)

2009年度福井市議会政務調査費支出上の改善点の申し入れ

 

「2009年度福井市議会政務調査費支出上の改善点の申し入れ」

11月9日に福井市議会議長に標記の申し入れ書を提出した。福井市議会は昨年(2008年度分)から政務調査費(以下、政調費)の関連資料を全面公開(閲覧)している。

◆ 2008年度分については、全議員を対象に、支出上の疑問点について、共通項目と個々議員への項目の2本立てで公開質問を実施。結果を公表し、さらに要改善点の申し入れを行った。その後、市議会運営委員会で、申し入れについての検討を行ったと報道された。今回の申し入れは、実際に改善がなされたかの確認も含め、2009年度分の支出について検証したもの。

◆ 評価したいのは添付資料の充実。従来の活動記録簿に加え、視察報告、広報紙のコピー、市政報告会の受付簿などのほか、事務所費については事務所台帳、賃貸契約書が添付されるようになった。(但し視察の活動記録簿には18文字のみで、代わりに?仲良く並んでのスナップ写真が付いている、なんていうのもあります。)

また、2本で1万円以上のボールペンを「高価なものは長持ちすると思い、自宅と事務所と1本ずつと考え、事務消耗品として支出した」ような贅沢品購入の事例は見当たらなくなり、自分の旅館の一室を事務所費として家賃を支払っていた議員は2009年度分から支出をとりやめたなど、支出上の具体的な改善点も少なくない。

◆ しかし、改善の兆しさえ見られなかったのが、飲食を伴う集りへの出席費用。しかも領収書は実にいい加減で、1回5千円で年間11回にわたって同じ会に出席しているのに、たった1枚の領収書(金額=5万5千円、付けがきく会なのか?)会の名前も印鑑も黒塗りで偽造も可能と思われる領収書、等々。

 求めたいのは、飲食を伴う会のために、公務である政調費から安易に支出する議員諸氏の意識改革である。

     2009年度分の支出上の要改善点中、住民監査請求の対象の有無について、現在検討中。   (事務局 伊東晴美)

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