●監査結果→提訴までの期限の短さ
2010年12月28日に、福井地裁に県議会政務調査費充当返還請求事件と銘打って訴状を提出した。官公庁の御用納めに同調したのではなく、11月29日付けで監査結果が通知されたので、訴訟までの期限(30日)に間にあわせるのに、こんな日になったもの。それにしても常々思うのは、監査結果を知ってから提訴までの期限の短さである。「掘り下げればもっと問題提起ができるのに」と思っても、期限が気になり余裕がない。こんな思いを繰り返しているとストレスさえ感じてくる。全国の市民オンブズの仲間はどうなのだろうか。私の日常は家事と介護で明け暮れていくが、一人ひとりがそれぞれの仕事や用事を抱えながら市民活動にかける時間をやり繰りしているのは共通ではないかと思う。全国の市民オンブズが連携して、期限の延長を訴えていく運動は出来ないだろうか・・・。
●師走の活動
この12月は特に気ぜわしかった。6日に「福井県警違法支出返還請求事件」の3回目の弁論。(次回は2月25日)。
16日には福井市議会の政務調査費について住民監査請求を行った。11月9日に「2009年度福井市議会政務調査費支出上の要改善点の申し入れ」を行ったが、その内容を幾つか絞り込んだもの。先述の県議会政調費のように住民訴訟に及ばなくてもいいような結果を期待したい。
また同日には「あさくら水の駅」に関する公開質問状も提出した。「あさくら水の駅」は本年5月に総事業費5億3800万円をかけて、福井市が完成させたものだが、現地を見に行った幹事が、「水の力ではなく電動モーターで回転している」看板に偽りありの水車や多額の事業費に首をかしげたくなる施設の内容等に疑問を持ち、早速情報公開請求。公開された資料を元に多岐にわたって問題点を洗い出したもの。(回答期限は1月14日)。
1年間を振り返るのは年が明けてからになりそうな年の暮れである。(事務局伊東晴美)
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