福井市議会~政務調査費に対する姿勢
◆偽造領収書問題発覚の佐賀県議会は・・・
佐賀県議会の議会改革検討委員会は4月12日、政務調査費で飲食を伴う懇談会費の支出を認めず、廃止する方針を確認。
委員長は、「懇談会費は全面的に廃止の方向で進める。そうえでなければ県民の理解を得るのは難しい」と、全議員に理解を求める考えを示した。
佐賀県議会では、昨年県議1人の領収書偽造問題が発覚している。さらに、政務調査の「日当」も廃止の方向で見直すという。(佐賀新聞による)。
◆同じく偽造領収書発覚の福井市議会は・・・
同じく昨年領収書偽造問題が発覚した福井市議会では、2月22日に議会運営委員会において、政務調査費の運用マニュアルの点検を行うこと、それを正副の委員長と議長で検討し、まとまり次第協議する、ということが決まった。
が、その後の状況はわからない。
2月2日に、私たちは、議長に、政務調査費運用について少なくても(住民監査請求に対する)監査委員の指摘事項(懇談会費ほか)については速やかに改善を行うこと・・・と共に、領収書偽造問題について、再発防止対策と当該議員に必要な対応をとり、その内容を市民に明らかにすることを、書面で申し入れた。
しかし、領収書偽造問題に対しては、2月22日の議会運営委員会で、議長が、当該議員に対し、口頭で厳重注意をしたことを報告したにとどまった。以下は、情報公開請求した議事録の該当部分。
<加藤議長 それでは、一言私のほうから申し上げたいと思います。去る2月2日に市民オンブズマンから2010年度福井市議会政務調査費支出に係る偽造領収書発覚問題に対する申し入れがありましたが、これにつきましては青木議員に議長室へ来ていただきまして厳重に注意させていただきました。また、これについては青木議員も真摯に反省しておりましたので、御報告申し上げたいと思います。>
議長室に呼ばれて厳重注意を受けることが如何ほどのものなのか、市民には知る由もないが、これだけでは申し入れに応えていないに等しい。政務調査費の運用マニュアルの見直しには本腰を据えて取り組んでもらいたい。市民に、議会のやっていることが分かるようにしてほしい。(事務局 伊東・記)
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