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2012年9月 3日 (月)

2011年度 政務調査費の閲覧 : 福井市議会

「2011年度福井市議会政務調査費」の閲覧



 福井市議会政務調査費(以下政調費)の「2011年度収支報告書等」のファイル(支出証拠書類)は、7月から情報公開室で閲覧できる。先日、32名分(改選前は35名)のファイルを一応見終わった。


 

 政調費の全支出に領収書等添付が義務付けられ、それらの公開が始まったのは08年度分から。

 さらに政調費の運用に関しては、12年4月1日から新マニュアル(※)が適用される。よって、11年度分は旧マニュアル適用の最後の年度になるので、全8費目にひと通り目を通した結果、写しが600枚を超えた。

(※)マニュアルは、09年度分、10年度分の住民監査請求に対する監査委員の指摘事項を踏まえて改正された。



◆ 新人議員には、政調費についてもう少し勉強してほしいと思うような支出事例もあったが、古参議員においては、先述の運用マニュアル改正に至った経緯もあり、全般的にはかなり改善されてきてはいる。とは言うものの、個々議員の政調費に対する認識には差が大きい。


視察を例にあげると、「マンホールトイレシステム」について広島市に視察に行った会派は、具体的に箇条書きにした質問書を事前に送っていて、その回答も添付してある。現地視察は、その回答に沿って実施したようで、防災対策としてぜひ生かしてほしいと思う内容だった。


かたや、8月に九州まで、7万円支出して「アワビ養殖の視察」に出かけた議員がいるが、こちらも質問書を添付はしているが、その内容は海水の温度、餌、1年でどのくらい生育するか、10cmになるのは何年かかるか・・・のみ。アワビを計っている写真、殻の出し方、料理等の写真に、ネットからと思われる地図が添付してあった。福井市政の何に生かすつもりなのだろうか。


 

◆ 600枚余りの資料を整理し、昨年度同様、議長には要改善点ほかを申し入れ、必要なものには住民監査請求を行うべく、これからまとめの作業に入る。(伊東)

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