2012年度県議会政務調査費監査請求
<2012年度福井県議会政務調査費一部返還を求める住民監査請求>
2013年12月10日、福井県監査委員に、標記の内容に関する監査請求書を提出した。
◇今回の特徴
請求の対象総額は約230万円。今回は、比較的支出額の小さい費目を対象にしたので、これまでの県会の政務調査費に関する監査請求額では最も少ないが、政務調査費に対する議員の認識(の不十分さ)がよく分かるものとなっている。特に、書籍購入費の運用については、監査委員に実態の改善についての見解を求めた。
◇請求内容の骨子
1.書籍購入費
書籍購入に政務調査費を支出できるかどうかは、書籍の内容が、県政との十分な関連性と調査研究上の必要性を有しているかどうかによって判断されるべきである、との基準に立って、9議員に約85万7千円の返還を請求した。
さらに、税金で賄われている政務調査費で購入された書籍は、事実上議員個人の所有物(私有財産)となってしまう実態をも考慮すれば、先述の基準があいまいな書籍や高価な全集等は、私費で購入すべきである。
2.人件費
政務調査活動で支払った補助職員の勤務実績報告書の添付なしの支出(2議員、約52万8千円)について返還請求。
3.団体や会合の会費(4議員、約18万4千円)
4.その他(4議員、約72万7千円)
(その他の一例) 東北視察の土産代(1議員、3万1470円)は、金額が多すぎる。その中には、2本で1万500円もの酒代が含まれており、まさに贅沢品を、税金で賄われている政務調査費で購入していると言わざるを得ない。
(事務局 伊東)
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