福井県議会、政調費海外視察旅費返還訴訟:上告へ
≪福井県議会 政務調査費海外視察旅費返還訴訟、上告へ≫
私たち市民オンブズマン福井は、2014年6月9日、「名古屋高等裁判所金沢支部 平成25年(行コ)第6号 2009年度福井県議会政務調査費充当金返還請求控訴事件」について、平成26年5月28日に言い渡された終局判決には、全部不服であるとして、上告提起と上告受理申立を行いました。
<上告の趣旨>
原判決を破棄し、さらに相当の裁判を求める。
<上告受理申立の趣旨>
1 本件上告を受理する 2 原判決を破棄し、さらに相当の裁判を求める
<上告人兼上告申立人は一審原告ら4名全員>
◇ 5月28日の判決は、私たちの訴えてきた「政務調査費による海外視察はどうあるべきか」という本論にまったくふれていません。私たちには、高裁が何をどう判断してくれたのか、わかりません。この判決に納得する市民はいないと考えます。
▽ 返還請求額は、自民党県政会が2010年3月に3ルートで行った海外視察の旅費1327万1090円。第一審判決(2013年7月31日、福井地裁)は視察日程での食事代36万8600円のみを違法支出とした。同年8月7日に控訴。
控訴審は2014年3月26日に結審。5月28日の判決は「海外視察の目的、内容ともに県政と合理的関連性がある」と判断。一審判決で「政務調査費の使途基準に適合しない」として返還請求するよう命じた食事代についても「旅費規程の制限内で、使途基準に違反しない」とし違法性を取り消した。
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