第20回総会記念講演概要
≪講演会 「最新 情報公開請求の全国的動向」≫
講師: 内田 隆さん(全国市民オンブズマン連絡会議 事務局)
2017年4月22日(土)14時~15時半(県教育センター)
① 福井で起こった問題を全国の情報公開の観点から分析する(政務活動費・口利き・消防無線デジタル談合・包括外部監査)② 全国民に悪影響がある法律について、情報公開の観点から分析する(秘密保護法・共謀罪)
▼政務活動費
・ 「政務活動費が‟あたる”」という議員感覚
→ 使い切らないともったいない
・
政務活動費の検証は‟もぐら叩き”ではなく、 議員本来の仕事(プロとして
執行部をチェック)をさせるための活動
・不正支出を防ぐために
支出証拠資料の非公開部分をなくす
きちんとした報告書の義務付け
領収書含めたネット公開
▼口利き記録
・ 議員活動の透明化にもつながる
▼消防無線デジタル談合
・ 発生理由
アナログ回線からデジタル回線に切り替える工事が全国の2500の消防本部でほぼ 一斉に行われたが、デジタル回線を製造できる業者が5社程度に限られていたため、その内の236消防本部で談合が発生し、公取が製造販売業者に対する課徴金納付命令を公表した。
・ 談合の損害分の返還を求める住民監査請求実施を全国的に呼びかけ
・ 福井県内では大野市消防本部が対象
大野市に情報公開請求(2017/4/07) →開示(同月18日)388枚
落札率98.5%(3億1410万円)
▼文書件名簿
・各部署の「文書ファイル管理簿」を情報公開請求してみる(管理簿から情報公開請求の着眼点が見つかる)
▼包括外部監査
・市民の関心希薄だが、監査には年間平均1200万円の税金が使われている(連絡会議の通信簿作成カンパに協力を)
・テーマ選択に市民の声=豊田市(市民オンブズマンの住民監査請求が発端)
▼秘密保護法、共謀罪
・市民活動の監視が容易になる可能性
☆彡今こそ情報公開を!!
情報公開請求は、一人でも出来る!
※ より詳細な内容はこちらをご覧ください。
<福井で講演会「最新 情報公開請求の全国的動向」に25人参加>
http://ombuds.exblog.jp/24115110/
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