ミニ学習会を始めました
市民オンブズマンは、情報公開請求と住民監査制度を最大限利用して活動しています。
でも、私たちはこれらの制度を縦横に使いこなしているだろうか?との自戒も含め、毎月開いている定例会で学習をする場を設けてはどうだろうかとの提案が、幹事会で出されました。「それはいいね。」と全員賛成。でもただでさえ分かりづらい住民監査制度なんかを一気に理解しようと意気込んだりすると先が見えている?から、定例会の前座として20分程度でどう?という話になり、6月から「ミニ学習会」がスタートしました。
第1回のテーマは「住民監査請求・住民訴訟の対象」。住民監査・住民訴訟の対象は、公金の支出、契約の締結等々の「財務会計上の行為」に限られていますが、地方公共団体による行為は、そのほとんどが何らかの費用を伴うので、区別は簡単ではない。ということで、具体例をあげて、資料を用意してきた幹事(弁護士)が解説。
参加者からは、「違法性の承継」の説明で出た「財務会計上の行為」についてもう少し詳しく知りたいとの要望が出て、続く7月のテーマのキーワードは、これプラス「財産」になりました。
さらにこのテーマで出てきた「行政財産の使用許可」という言葉に、「小中学校の空き教室を利用した介護老人施設が増えていて、子どもとお年寄り双方にいい効果が上がっているというニュースを度々聞くけれど、使用許可という観点から考えたことはなかった。」「給食を民間委託して、今までの公有施設をそのまま使っている例もある。」等の意見が出て、次回(9月)の「ミニ学習会」のテーマは、この言葉をキーワードの一つにすることになりました。
情報公開請求と住民監査制度の基本を学ぶという当初の目論見からは少しずれてきたような気もしないでもないですが、当の参加者の意見で次回のテーマが決まるという、今のところ、なかなかいい方向で進んでいます。
「季節の風物だったのか?」などと、後で揶揄されないように、気張らずに気軽に続けていけたらと思っています。7月には、一般市民の方も参加されていて嬉しいことでした。(事務局)
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